12月2日



脇役
Minor Role

友よ、あっという間に一日が過ぎてしまいますね。
今日、いかがでしょうか。

十六世紀と言えば、
ルネッサンスという文芸復興の時代。
ドラマや芸術、すべてが黄金時代だと言われている。

文学上でも、数多くの傑作を書き残した
世界的文豪シェークスピアもその当時の一人ですが、
彼の著書の中には次のようなことが書かれている。

「この世はすべて舞台であり、男も女もみな役者に過ぎない」と。

この言葉は人間社会や人間各自の使命をよく表していますね。
すごい表現です。

もし、シェークスピアが今日生きていたならば、
一体どのように現代社会を表現しただろうか。

「この世はちょうどテレビ・スクリーンのようであり、
老人・若者・そして男も女も、例外なくテレビカメラの前を通って、
一度はそのスクリーンに出ねばならぬ。」
と言ったかも知れません。

考えてみれば、
この世の中には政治家・学者・芸能人などのように、
はなやかな人生を送る人があります。
それは、あたかも幅広いワイドスクリーンのようなもので、
その働きや影響はきわだって見えるものでしょう。

これに対し、
一般の会社員・主婦・親などの人生は、
平凡で、狭いスクリーンのようなものでしょう。

しかしながら、
両者はそれぞれの特徴と良さを持っている。
また、同じ人間にせよ主役の人もあれば、脇役の人もいる。

主役のような者であろうと脇役のような者であろうと、
それはさほど大切な問題ではなく、
むしろ自分に課せられた役目を誠実に果たすこと―――
少なくとも、
その努力自体が人生においては
肝心なのではないだろうか。

では、また明日お会いしましょう。
明日までーサヨウナラ。
ペトロ神父




このページの文章は毎日新しくなります。又来て下さいね!

ペトロ神父のfacebookページにはこちら