モスタッチョーリ


    死が迫ってきたフランチェスコは、アッシジ郊外のポルツィンコラ と呼ばれる小さな教会に移り、 この手紙を信者の一人に口述筆記させます。
「ヤコバよ、主の婢よ、主に仕える貧しきフランチェスコは主の名において あなたの健康と神の国の繁栄を祈ります。 親愛なるものよ、主の恩寵により私の命が旦夕に迫っていることを悟り、 あなたにお知らせします。
もし、生きている私の姿を見たければ、 この手紙を受け取り次第、私がいるサンタ・マリア・デッリ・アンジェリまで 急ぎ来てほしい。
土曜日を過ぎるようであれば、あなたは私の生きている姿を目にすることは ないでしょう。
こちらに来る時には、私の遺体を包む灰色のシーツと埋葬のための ろうそくと、私がローマで病に伏すたびに、あなたが作ってくれたあのお菓子も忘れずに 必ず持ってきてほしい」と結んでいます。


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